わたしはかわいい人といわれたい。

 

先日またひとつ年を重ねた。

いくつになっても誕生日というのは特別なもので、おめでとうを受け取る度に、ありがとうと愛してるで気持ちが溢れそうになる。

 

30歳を過ぎたころからブレずに人生の目標にしているのは"チャーミングなオトナになる"ということ。

漠然としたこの目標に、ハテナを感じる人も多いみたいだけど、わたしが思うチャーミングな人は"かわいい人"というより"かわいらしい人"。

もちろん見た目の可愛さに関しても、できる限りの努力をしていきたいとは思うけど。

それだけではない、中身の部分のかわいらしさがとても大切で。わたしがぼんやりと思い描く"かわいらしさ"に少し具体性を持たせるなら3つのことが大切なんじゃないかな、と考える。

 

ひとつめは素直なこと。

35年生きてきて、昔に比べたら素直に気持ちを伝えられる様になって来たかな、とは思うけど。それでもやっぱり、恥ずかしがって天邪鬼な態度を取ってしまったり、悪いと分かっててもごめんなさいが言えなかったり。

こんな自分はかわいくないな、と思う部分もまだまだあって。存在が身近であればあるほど、言わなくたって分かってよ!なんて。身勝手なことを言っちゃったりもするけど、ありがとうもごめんなさいも、好きも愛してるも全部ちゃんと真っ直ぐ伝えられるのってすごく大切なことだと思う。

 

ふたつめは自分の軸を持っていること。

誰に対してもいい顔をして、八方美人なのはチャーミングとは程遠い。

自分が好きなことや楽しいことに素直でいたいし、他人からの評価に惑わされずに自分で物の良し悪しを判断できるようになりたい。

その為に必要なのは、幅広い知識と経験をもつこと。沢山の知識や経験と自分の考えを溶かして固めて、わたしという人間の真ん中の部分にどっしりと据えられたらいいなと思う。

 

最後に、どんな時も遊び心を忘れないこと。

チャーミングを構成する要素としていちばん大切なのは、ユーモアなんじゃないかな。

人をイジったり、自分を下げて笑いを取ることはユーモアとは呼べなくて。どんな場面でも前向きに笑えるような、言い回しだったり、考え方だったり。ウィットに富んだ人ってとっても魅力的。

 

こう書き連ねてみると、まだまだチャーミングの道を極めるのは難しそうだ。とはいえ人生は長いので、日々を重ねるごとに少しずつでも理想の自分に近づいていけたらいいなと思う。

 

みなさんは、わたしが日毎年毎チャーミングになっていくのをその目で見守っていてね。

と、いうわけで。35歳のわたしも、どうぞよろしくお願いします。