ブログを書く時は大体内容を考えてからタイトルに良さそうな歌詞を引っ張ってくるんだけど、最近はほぼ毎日この曲を聴いてるので、今日は逆にタイトル(曲)ありきでブログを書いてみることにする。
さて。冒頭で紹介したのは今期一番ハマったドラマ【雪女と蟹を食う】のエンディングで、ヒグチアイさんの悪い女という曲なんだけども。
歌詞を読めば読むほどそんな恋愛やめときな〜!と言いたくなる。
まず歌い出しからこれ。
わたしを含め、多くの人はこの歌詞の主人公に『そんな恋愛は今すぐやめるんだ』と助言することだろう。
だけどふと振り返ってみると、若い頃って自分も周りも『そんな恋愛は今すぐやめるんだ』って恋愛ばかりしていた気がする。
"愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ"
なんていう有名な言葉があるけれど。こと恋愛において歴史から学んだ賢者をただのひとりも見たことがない。少なくともわたしの周りでは。
普段クレバーで冷静な子でさえ、色恋が関わると途端にIQ5くらいになってしまうあの現象はなんなんだろう。子孫を絶やさぬ様に遺伝子に何か組み込まれてるとしか思えないレベルで、みんながみんな少し狂った恋愛をしていた。
勿論、人間同士のお付き合いなので100:0でどちらが悪い、なんてことは無いと思うけど。
それでも誰もが恋愛に少し狂っていたあの頃、多くの人が彼氏or彼女に"振り回された側"だったのも不思議でならない。振り回された人がいたら、同じだけ振り回した人がいるはずなのに、だ。
もしかしたら自分フィルターを通すと、自分が被害者=振り回されてる様な気がしちゃうだけで、知らず知らずのうちに自分も振り回す側になってたのかな、と今となって思う。あの頃は誰もがみんな自分が一番幸せで、同時に自分が一番不幸みたいな顔をしていた。
現在進行形で恋愛に狂っている若者たちに伝えたい。
恋に悩んで眠れない程辛かったとしても、1年後には絶対に爆睡できているし、
この人しかいない、なんて思っても、3年後には確実に新しい好きな人がいる。
その時の自分の全てだと思ってた恋愛の思い出だって、5年後には酒のつまみの笑い話になっている。
だから何が言いたいかって、そんなに恋愛に振り回されずに、今を楽しみなさいよ、ってこと。
タイムマシンで戻れたら、若かりし日の自分たちにも伝えてあげたい。そのアドバイスを受け入れられるかは別として、だけど。
それにしても。
雪女と蟹を食う、いいドラマだったね。やっぱりわたしはハッピーエンドが好きだな、何事も。
奇跡とか運命なんて、それが本物かはどう足掻いても分からないけど。そう思える出会いがあるなら幸せなことだ。北さんとあやめさん、末永くお幸せに!(ドラマのはなし)