国内旅行で一番良かった所は?と聞かれたら、迷わず和歌山県の熊野古道と高野山を挙げるだろう。
生き生きとした新緑の森に、真っ直ぐに伸びる杉の木と、苔むした深い緑。
そこに佇む神社仏閣は、大小あれどどれも荘厳な佇まいで、スピリチュアルな感覚はとんと鈍いわたしでさえ、神さまも仏さまもここにいるんだなあと、自然に感じることができた。
とはいえわたしは生まれてこの方、無宗教、というより日本人特有のなんでも信仰な人間として生きてきた。
母方の実家が真言宗のお寺ということもあり、仏教徒としてのベースはあるかもしれないけど、お腹が痛いときに祈るのは神様だし、勿論クリスマスだってお祝いする。(余談だけど、小学生時代に教祖を名乗っていたこともある。)
きっと世間一般でいうと、神社仏閣や宗教美術に少し興味がある程度の、本当に本当に平凡な宗教感の人間だと思う。
そんなわたしではあるけど、最近テレビを賑わす団体の存在で、宗教=得体の知れない不気味な何かと一括りにされてしまうことに、言いようのない不安感を覚えている。
宗教とカルトは、似て非なるものだと心から思う。
思うけど、じゃあどこが違うのか自分の言葉で説明するのは、正直とても難しい。
それから、わたしが悪として見ているカルトにだって、本気で信じて、救われている人がいる訳で。そんなことを考えだすと、何が正しくて何が間違っているのか、益々分からなくなってしまうのだ。
今回のブログ、カルトと宗教を同一視して恐れないでってこととか、それぞれの違いとか。
そういうことをしっかり書きたかったんだけど、今のわたしの知識量で書けることは残念ながらなにもなかった。
何かを恐れる原因は往々にして無知にあると思うので、このモヤモヤを晴らすために沢山知識を吸収しなければ。
知識を得ることでしか拭えない不安ってあるものだ。
なんだか中途半端なブログになっちゃったけど、これもひとつのわたしのリアルなので、ご愛嬌ということで。
(今後しれっと内容を編集したら、それもひとつのわたしのリアル。)