あの日飛び出したこの街と君が正しかったのにね。

 

今回のGWは久しぶりにゆっくりと帰省をしたものだから、日常に戻って数日が経つ今も気持ちは岡山に置いてきたままの様な感覚がある。

 

以前は帰省というとただただ楽しいだけのものだったけど、年を重ねるとそうも言っていられなくなる部分が大きいな、というのが率直な感想だったりする。

 

久しぶりに学生時代の友人と集まる機会があったんだけど、そこでも何だか色々思うことがあった。

言ってみれば、小学校〜高校までのコミュニティは、たまたま同じ年に生まれ、たまたま同じ地域に育っただけな人びとの集まりなわけで。趣味思考や生きている環境、さまざまな物事に対する価値観や金銭感覚など。なんというか、人間関係を構築する上で大切なあれこれが乖離しているのはどうしようもないことなんだろうなとは理解している。

理解しているからこそ。

誰が良いとか悪いとかそういう次元の話ではなく、本当にどうしようもないことだと分かってしまって、なんだか無性に悲しくなってしまった。

逆に言えば、この年になっても気兼ねなく遊んだり連絡を取ったり出来る友人の方がよっぽど貴重な存在なわけで。

決して友人が多いタイプではないけれど、そう考えた時に思い浮かぶ人たちとの関係を一生大切にしていきたいなあと心から思う。

(このブログを読んでくれているあなたもきっとそのうちの1人です。いつも本当にありがとう!)

 

実家を離れた18歳のとき。

両親は完全無欠のスーパーヒーローで、

隅々まで手入れが行き届いた実家は、わたしたち家族を守る絶対的な帰る場所だった。

 

そこから20年近い歳月が流れた今、

わたしが大学生のひよっこから分別あるオトナのオンナになったように(なったよね?)

両親も家も当たり前に年を重ねたのだから、当然あの頃と全てが同じには行かなくなった。

 

その"当たり前"を受け入れられなくて、なんだかシュンとしたり悲しくなったりしてしまうけど、生憎わたしは時を戻す魔法も使えないし、老いを止めるサプリメント持ち合わせていないので。

今のわたしにできる精一杯の方法で、出来るだけ会いに帰ったり、難しい時は画面越しにでも顔を見ながらコミュニケーションをとっていきたいなあと改めて感じている。

 

大学卒業の時にだいすきな先生が新社会人になるわたしたちにくれた、

『できることをできる限りがんばる』という言葉。

今でも、仕事関係で初心を忘れないようにと、思い出しては襟を正す日があるけれど。きっと人間関係にも同じことが言えるよね。

 

なんだかまとまりがない文章になってしまったけど、岡山から戻ってからこっち、わたしはがっつりホームシックでちょっぴりセンチメンタルだよっていう近況報告でした。

 

 

 

さて、明日はついにさだちゃんが帰ってくるぞ!!!国分寺中がお祭り騒ぎだ!!!!!