きみのドルチェ&ガッバーナのその、香水のせいだよ。

 

わたしが独断と偏見で選ぶ【男性から貰って嬉しいプレゼントBEST3】。

1位の手紙、2位の花束が不動の地位を築く中、3位候補としてピアス、テディベア、オルゴール、ルームウェアなどが拮抗していたんだけど、ここ最近香水が3位で決まりなのでは?と思うようになってきた。

 

香水は、難しい。

選び方、自分との相性、それから付け方。

香水を選び、身に纏うという行為の中に越えなければいけないハードルがありすぎる。

 

まず、選び方。

香水ビギナーだった中高生の頃は、とにかく"流行っていること"が香水選びの条件だった。

同世代にはお馴染みのGIVENCHEYのウルトラマリンをはじめ、ドルガバのライトブルー、Escadaのイビザヒッピーに、サンローランのベビードール。流行っているからと手に入れた香水たちは、今思えばわたしに全く似合ってはいなかった。

今現在は好みが固まってきたとはいえ、好んで選ぶ甘め重めの香りたちも果たして自分らしいかは分からない。考えだすと、そもそもワタシラシイってなあに、、?という、哲学的な迷宮に迷い込んでしまうのだ。

 

次に、自分との相性。

先日仲良しな友だちと香水屋さんに行って、診断したり、色々試したりとそれはそれは楽しい時間を過ごしたんだけど。好きで選んだはずの香りが自分の肌にのせたらアレ?と思うこともままあって、これが香水との相性か〜!!と再確認したところである。香水と肌の成分とか?水分量?とか??体温とか???が化学反応的なアレコレでそうなるんだろうけど、根っからの文系であるわたしには全く理解が及ばない。

とにかく嗅いだ印象とつけた印象が全く違う点も、香水って難しいと思う原因の一端を担っているように思う。

 

最後につけ方。

すれ違ったときや、ぐっと接近したときにふわっっと香るのが理想なんだけど、さりげなくつけることを意識する余り、香水を纏っても無臭だと思われていることが多い気がする。かといって過剰につけるのは品がないし、その塩梅がどうにも難しい。

毛色は違うが、昔文通をしていた時に、良かれと思って便箋に香水をふりかけていたら、臭いからやめてほしいと言われたことがある。自分にとってのいい塩梅と、相手が感じるいい塩梅が違う点もまた、わたしの頭を悩ませるのだ。

 

香水は、難しい。

だからこそ、『きみに似合う香りだと思って』なんて素敵な小瓶を渡されたら、二人の物語は一気に加速するのではないだろうか。

 

わたしが独断と偏見で選ぶ【男性から貰って嬉しいプレゼントBEST3】は、手紙、花束、香水ということで、皆さまどうぞよろしくお願いします。